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オーストラリアのトラムを巡る旅 一日目その1

W8_957.jpg
2016/12/30 Yarra Trams W8.957@Bourke Street~Parliament Station - Stop 10

憧れのWクラスを撮影!




年末年始の長期休みを利用して、オーストラリアのメルボルンに行ってきました。
ここは世界最大級の規模を持つ路面電車が走っていて、路線超は250km、車両数は500両を有しています。
そんなメルボルンのトラムですが、25系統ある中の1つ、35系統は観光客向けに旧型のトラムを無料で走らせているという事で撮影に行ってきました。

カンタスの直行便でメルボルンに入ります。12月に出来たばかりの新路線で、成田を19:00に出発してメルボルンに7:00過ぎに着くという、夜行バス感覚で乗れる便です。

バスで市内まで到着し、そこから35系統の走るポイントまで移動します。
市内中心部を走るトラムはなんと運賃が全て無料で、チケットを買わずにそのまま乗り込みます。

C_3033.jpg
2016/12/30 Yarra Trams C.3033@Lansdowne Street - Stop 9~Spring Street - Stop 8
州議事堂近くの電停で降りて待ちます。
やってきたのはCクラスの3033号、アルストム製の3車体超低床車です。

メルボルンのトラムは、形式名をアルファベットで付与しています。Aクラスから始まり、Bクラス、Cクラスと進み、1975年にZクラスが登場するとまたAクラスに附番が戻り、現在はEクラスが最新形式となっています。同じ形式内で仕様変更があると、A1、A2・・・といった風に細分化されていきます。

車両番号は1号から始まり、形式が分かれても番号を飛ばすことなく、1041号まで製造されましたが、Zクラスからまた1号に戻り、A2クラスの300号を最後にこの法則が崩れ、以降は形式ごとに2000番台、3000番台という一般的な附番方法になりました。

微妙にややこしいですが、これを理解するとおおよその車両の製造年代が見えてくるかと思います。

W6_1000-1.jpg
2016/12/30 Yarra Trams W6.1000@Spring Street - Stop 8~Bourke Street
そしてやってきました35系統を走る旧型車両、Wクラスです!!
最近ありがちなレトロ風トラムではありません、1955年製の正真正銘の旧型トラムです。

このWクラスは1923年から1956年の長期にかけて752両も作られた、メルボルンのトラムを代表する車両です。
長期に渡って製造されたため、初期の車両と後期の車両では別形式と言っていいほどに仕様が変更されています。

仕様が変更されるたびに形式名も少しずつ変わり、W、W1、W2、W3、W4、CW5、W5、SW5、SW6、W6、W7の順に製造されました。
W4までの前期~中期形は、Zクラスの導入と共に置き換えられ、1980年代には全て引退してしまいました。残ったCW5以降の後期型のWクラスも、後継車の導入に伴い順次運用離脱していき、現在ではSW6、W6、W7のうちの9両と、後述するW8の4両と合わせて12両のみが活躍しています。

SW6_856-1.jpg
2016/12/30 Yarra Trams SW6.856@Bourke Street~Spring Street - Stop 8
反対側からもやってきました。SW6の856号です。
この35系統はCity Circleと呼ばれ、市内中心部をぐるっと一周しています。外回り、内回りに5両ずつ10両が運用されています。
観光客から見てすぐわかるように茶色い専用の塗装を施されています。

B2_2057.jpg
2016/12/30 Yarra Trams B2.2057@Bourke Street~Parliament Station - Stop 10
少し場所を移動しました。
やってきたのはB2クラスの2057号です。1988年から1994年にかけて作られた2連接の車両です。後述するAクラスの2連接バージョンといったところです。
日本にも走ってそうななじみのある顔ですね。

W8_957.jpg
2016/12/30 Yarra Trams W8.957@Bourke Street~Parliament Station - Stop 10
続いてやってきたのは緑色のW8の957号です。

この車両は、元々はSW6の957号として活躍していましたが、将来長期間に渡って引き続き運用するために更新工事を受け、形式名を改めW8として生まれ変わった車両です。
この更新工事、見た目は殆ど変っていないのですが、かなり大規模な更新を受けていて、具体的には、木製部分が残っていた運手台周辺を完全新製、前照灯のLED化、内装の張り替え、ブレーキシステムの更新など多岐にわたります。
2013年からこの更新工事が始まり、現在は4両のW8が活躍しています。

1年に2両程度のペースで進められていて、現在City Circleで走っている茶色のWクラスはいずれ全て更新されるかと思われます。
緑色をベースとしたこの塗装が本来のWクラスの塗装なので、撮り鉄的には嬉しいかもしれませんが、原型のWクラスが無くなってしまうかと思うと残念です。

E_6001.jpg
2016/12/30 Yarra Trams E.6001@Bourke Street~Parliament Station - Stop 10
Eクラスの6001号です。最新型の超低床車で、現在までに45編成が導入されています。
ボンバルディア製のフレキシティシリーズの一種ですが、製造工場はメルボルンの郊外にあります。
久しぶりに自国内で作られたトラムということで、車体にも MADE IN MELBOURNE と書かかれ宣伝されています。

B2_2077.jpg
2016/12/30 Yarra Trams B2.2077@Bourke Street~Parliament Station - Stop 10
奥の建物と合わせて撮影してみました。

SW6_925-1.jpg
2016/12/30 Yarra Trams SW6.925@Bourke Street~Parliament Station - Stop 10
茶色いWクラスだと目立たなくてダメですねぇ。

SW6_925-2.jpg
2016/12/30 Yarra Trams SW6.925@Bourke Street~Parliament Station - Stop 10
引きでもう一発撮りました。
925号は1946年製造のSW6クラスです。

A2_300.jpg
2016/12/30 Yarra Trams A2.300@Bourke St/Harbour Esplanade~Central Pier - Stop D2
場所を変えてドックランドの近くにやってきました。
A2クラスの300号です。

E_6003.jpg
2016/12/30 Yarra Trams E.6003@Bourke St/Harbour Esplanade~Central Pier - Stop D2
フレキシティシリーズはカッコいいですね。
毎年15編成程が新製されていて、将来的には主力車両となるそうです。

A1_268.jpg
2016/12/30 Yarra Trams A1.268@Bourke St/Harbour Esplanade~Central Pier - Stop D2
Aクラスはしょっちゅう見かけます。

SW6_856-2.jpg
2016/12/30 Yarra Trams SW6.856@Bourke St/Harbour Esplanade~Central Pier - Stop D2
Wクラスがきました。
ここは南半球。今は夏です。
昼近くになると思いっきり夏光線になってダメダメですね。

B_2019.jpg
2016/12/30 Yarra Trams B.2019@Bourke St/Harbour Esplanade~Central Pier - Stop D2
Bクラスの2019号です。

昼食を撮りつつ撮影地を移動します。

続きます。

オーストラリアのトラムを巡る旅 一日目その1
オーストラリアのトラムを巡る旅 一日目その2
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Author:尻手人
千葉県に住む社会人
ロクヨンセンを追い求めてどこまでも

電車と飛行機の写真撮ってます。活動場所は相鉄線と厚木基地がメインです。海外鉄も始めました。

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