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タトラカーを愉しむ旅 三日目その2 プラハ

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2017/08/13 @プラハ交通博物館

歴代のタトラカーが並びます




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2017/08/13 @プラハ交通博物館
中へ入ると歴代の車両がずらりと並んでいます。二軸単車のDSMシリーズとそのトレーラー車が殆どですが、他都市へ譲渡されたものを買い戻したり、事業用車として改造されていた車両を復元したりと、来歴は様々です。

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2017/08/13 DPP DSM 200@プラハ交通博物館
1900年製のDSMシリーズの200号です。100年以上前の車両ですが動態保存され、本線走行も可能です。

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2017/08/13 @プラハ交通博物館
一番奥にはタトラカーが並んでいます。左からT1、T2、T3です。
初の高性能ボギー車T1から、T3へと進化するたびに、軽量化と価格の廉価化が進んでいきました。こうして並べてみるとその進化の過程がなんとなくわかりますね。

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2017/08/13 DPP T3 6149@プラハ交通博物館
T3の6149号です。T3の最初期の車両で原型に復元されています。前面窓が曲面ガラスを用いた2枚になっているのがわかると思います。
余談ですが、土佐電鉄に譲渡されたT3も2枚窓の原型を保っていました。殆どの車両が3枚窓に改造される中、引退まで窓を原型で保っている車両は非常に貴重なので、解体されてしまったのは残念です。

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2017/08/13 DPP T3 6149@プラハ交通博物館
前面窓下部に飾り帯が付いているのも最初期の車両の特徴です。後年の形態統一工事によりほとんどの車両が取り外されてしまいました。

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2017/08/13 DPP T3 6149@プラハ交通博物館
サイドミラーは小型のものが付いています。ウインカーも楕円型と後期の車両と差異があります。

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2017/08/13 DPP KT8D5 9048@プラハ交通博物館
レトロな車両が並んでいる中で、妙に新しめの車両が保存されていました。これはKT8D5という車両で、3車体4台車の両運転台連接車です。タトラ社としては末期の製品で、1986年から1993年にかけて製造されました。プラハにも48編成が導入され、この車両がそのラスナンバーになります。
本来ならば中間車を低床化して、ほかの車両と同じく現役車両として活躍しているはずですが、わざわざ1編成だけ改造せずに保存車両として収蔵されています。
現役車両を1編成分犠牲にしてまで保存するという徹底ぶりには感銘します。

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2017/08/13 DPP T3 6921@プラハ交通博物館
外にもT3が展示?されていました。
1973年製のT3で、無印T3としては最後の製造です。2011年まで営業用車両として活躍していましが、シュコダ15Tに投入により余剰となり、後ろに連結されている6892号と共に動態保存車両に指定されました。

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2017/08/13 DPP T3 6921@プラハ交通博物館
連結部分を見てみましょう。制御ケーブルが接続されています。このケーブルをつないで総括制御をしています。

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2017/08/13 DPP T3 6921@プラハ交通博物館
後部を見てみましょう。左右のテールライトの他に、ナンバー下部にもライトのようなものが設置されていますが、これは補助前照灯で、バック運転時に使用します。

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2017/08/13 DPP DMS 2272+1522@プラハ交通博物館
次のレトロトラムがスタンバイしていました。
これを撮影しに、博物館を後にして先回りします。

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2017/08/13 DPP T3M 5572@Exhibition Palace Veletržní palác~Výstaviště Holešovice
レトロトラムの前に怪しいT3がやってきました。

これはT3を改造した事業用車両で、T3M 5572号です。
元々通常のT3 6498号として営業運転していましたが、1990年に電気子チョッパ制御化とともに客室後部を改造し、事業用車両となります。主に潤滑油を線路に塗布する車両として使われています。
特徴的なその姿からプラハ市民の間からはMazací tramvaj(マザチートランヴァーイ)と呼ばれ親しまれています。

驚くべきはなんとこの車両、屋根にライブカメラが取り付けられていて、走行風景を生中継しています。

↓以下のサイトより見れます
http://slowtv.playtvak.cz/prave-ted-mazaci-tramvaj-jede-prahou-d73-/mazaci-tramvaj.aspx?c=A150908_111659_mazaci-tramvaj_plap

しかもこのサイトの中でダイヤとルートを公表しているので、撮影にも困りません。素晴らしいですね。

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2017/08/13 DPP DMS 2272+1522@Výstaviště Holešovice
さて、レトロトラムがやってきました。41系統の終点で公園の中をループします。

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2017/08/13 DPP DMS 2272+1522@Výstaviště Holešovice
林のように木々が生い茂っている独特な場所です。

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2017/08/13 DPP 15T 9223、9339@Výstaviště Holešovice
シュコダ15Tが並んでいました。
右側は2015年以降に製造された15Tで、ライトの灯具と塗装が変更されています。並べてみるとよくわかりますね。

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2017/08/13 DPP DMS 2272+1522@Výstaviště Holešovice
15Tがどいたのでレトロトラムを撮影します。

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2017/08/13 DPP 1522@Výstaviště Holešovice
後ろに連結されているトレーラー車をよくみると、低床構造となっています。1930年代の車両ですが先見性がありますね。

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2017/08/13 DPP DMS 2272+1522@Výstaviště Holešovice
DMSシリーズの特徴といえばこのバカでかい台車ですね。
トレーラー車を最大2両も連結するので、強力なモーターが必要なのだろうと思いますが、車体が高床になってしまいます。

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2017/08/13 DPP KT8D5R.N2P 9058@Výstaviště Holešovice
後ろからKT8D5R.N2Pがやってきました。先ほどミュージアムで撮影したKT8D5の中間車体を低床車体に交換して、内外装をリフレッシュした車両です。

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2017/08/13 DPP 15T 9518@Výstaviště Holešovice~Exhibition Palace Veletržní Palác
晴れてきたので道路にでました。

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2017/08/13 DPP KT8D5R.N2P 9518@Výstaviště Holešovice~Exhibition Palace Veletržní Palác
世界的にタトラカーは衰退気味ですが、KT8D5に関しては低床車体を組み込むことで容易にバリアフリー化が可能なので、当分残るだろうと思われます。逆に低床化されていないKT8D5が貴重になってしまいました。

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2017/08/13 DPP DMS 2272+1522@Výstaviště Holešovice~Exhibition Palace Veletržní Palác
順光でレトロトラムを撮影できました!

続きます。

タトラカーを愉しむ旅 一日目
タトラカーを愉しむ旅 二日目その1 リベレツ
タトラカーを愉しむ旅 二日目その2 リベレツ
タトラカーを愉しむ旅 三日目その1 プラハ
タトラカーを愉しむ旅 三日目その2 プラハ
タトラカーを愉しむ旅 三日目その3 プラハ
タトラカーを愉しむ旅 四日目その1 プラハ
タトラカーを愉しむ旅 四日目その2 プラハ(終)
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Author:尻手人
千葉県に住む社会人
ロクヨンセンを追い求めてどこまでも

電車と飛行機の写真撮ってます。活動場所は相鉄線と厚木基地がメインです。海外鉄も始めました。

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