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GW欧州遠征一日目その3 ロワイヤル広場での展示

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2019/04/30 SNCV/NMVB HL303+A.2026+A 18328@ロワイヤル広場

夜のブリュッセルに佇むヘリテイジ達




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2019/04/30 SNCV/NMVB 10480、10308@ロワイヤル広場
アントワープからブリュッセルへ移動しました。やってきたのは中心部にあるロワイヤル広場。

よくあるヨーロッパの広場ですが、なんとそこには旧型トラムが路上で展示!!??

実は翌日のトラム開業150周年記念イベントの一環として、各地から集められた旧型トラムを路上で展示しているのでした。

ここは目の前をトラムの現役線も通っており、トラムパレードと共演するように配置されています。
集められた車両は全部で10両。大型トレーラーを使ってベルギー中から搬入しています。莫大な輸送費と手間がかかると思いますが、このイベントへの意気込みの強さが伝わってきます。

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2019/04/30 SNCV/NMVB 10480@ロワイヤル広場
1両ずつ車両を見ていきましょう。

この車両はSNCV/NMVBで運行されていたType Nという車両です。アントワープでの記事でも記しましたが、ベルギー全土で運行されていたインターアーバントラムの車両です。
戦前製の車両の下回りを流用し、1954年に製造された車体更新車です。このタイプの車両はSNCV/NMVB最後の製造車両として末期まで活躍していました。

10480号は引退後ベルギー南西部にあるチュワン(Thuin)にあるトラムミュージアムで動態保存されています。

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2019/04/30 SNCV/NMVB 10308@ロワイヤル広場
この車両は前回のブログ記事をご覧になられた方は見覚えがあるのではないかと思います。SNCV/NMVBの戦前製標準ボギー車両で、1942年に製造されました。昼間にアントワープで撮影した9994号と同型車です。
Type Standaardと呼ばれるこのグループは、1930年代から製造されSNCV/NMVBの全盛期を支えました。

こちらもチュアンのトラムミュージアムで動態保存されています。

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2019/04/30 19@ロワイヤル広場
こちらはベルギー東部の街、リエージュ(Liège)で走っていた車両です。現地にあるトラムミュージアムからやってきました。
1896年に製造され、デッキ付き・ベスチビュールの無いスタイルはいかにも初期のトラムらしい格好です。残念ながら静態保存となっていて動くことは出来ません。

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2019/04/30 SNCV/NMVB 10480、10308、19@ロワイヤル広場@ロワイヤル広場
紹介した3両はこのように配置されていました。

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2019/04/30 SNCV/NMVB 9537+11620、A.9314+A.1936@ロワイヤル広場
続いては編成で展示されている4両です。

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2019/04/30 SNCV/NMVB A.9314+A.1936@ロワイヤル広場
こちらは1910年製造のSNCV/NMVBの二軸単車です。10308号の一世代前の車両になります。同型の二軸トレーラー車と編成を組んでいます。
デッキが付いていますが、ベスチビュールは付けられ、近代的なスタイルとなっていますが、驚くことに前照灯がありません。では夜間の運行はどうするのかというと、前面窓下にサボ受けのような取っ手があり、そこにカンテラを引っ掛けて運行するそうです。
普段はブリュッセル郊外のSchepdaalにあるトラムミュージアムで静態保存されています。

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2019/04/30 SNCV/NMVB 9537+11620@ロワイヤル広場
こちらは1915年製造のSNCV/NMVBの二軸単車です。↑のA.9314と同世代の車両になりますが、1935年に車体を大規模に改装され、Type Standaardと似たようなスタイルとなっています。
こちらもブリュッセル郊外のSchepdaalにあるトラムミュージアムで静態保存されています。ポールが曲がっているような気がしますが大丈夫なんでしょうか・・・?

余談ですが、普段収蔵されているSchepdaalにあるトラムミュージアムには、非電化区間用のディーゼルトラムが動態保存されています。5/2に特別運転される予定でしたが、自分は別件の撮影があったので行けませんでした。SNCV/NMVBの歴史を語るにはディーゼルトラムは無くてはならない存在なので、次回以降の課題として残しておきます。

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2019/04/30 SNCV/NMVB HL303+A.2026+A 18328@ロワイヤル広場
軌道を挟んで反対側に置いてある3両を見てみましょう。

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2019/04/30 SNCV/NMVB HL303+A.2026+A 18328@ロワイヤル広場
こちらは1888年に製造されたスチームトラム、すなわち蒸気機関車です!!
スチームトラムの存在は知っていましたが、初めて生でみることができました。

軌道交通としての蒸気機関は世界各地に存在はしていましたが、誕生後すぐに電車に代替されたので、ごくわずかな期間しか現用されませんでしたが、ここベルギーではSNCV/NMVBの長大な路線網を全て電化する余裕はなく、ディーゼルトラムに置き換えられる1930年代まで現役で働いていました。
このHL303号はチュアンのトラムミュージアムで動態保存されています。

電気以外で動くトラムはとても興味深い存在ですが、よく考えたら伊予鉄にディーゼルトラムが走っていましたね。

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2019/04/30 HL303+A.2026+A 18328@ロワイヤル広場
客車と貨車を従えて編成を組んでいます。

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2019/04/30 SNCV/NMVB 10480、10308、19@ロワイヤル広場@ロワイヤル広場
電灯に照らされる姿があまりにも格好良いので夢中で写真を撮っていました。

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2019/04/30 SNCV/NMVB 10480、10308、19@ロワイヤル広場@ロワイヤル広場
翌日のイベント本番は人で溢れかえってまともに写真が撮れないと予測していたので、前日夜に行って正解でした。

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2019/04/30 SNCV/NMVB 10480、10308@ロワイヤル広場@ロワイヤル広場
この2両はチュアンのトラムミュージアムで動態保存されているので、是非動くところを見てみたいです。

翌日に続きます。

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Author:尻手人
千葉県に住む社会人
ロクヨンセンを追い求めてどこまでも

電車と飛行機の写真撮ってます。活動場所は相鉄線と厚木基地がメインです。海外鉄も始めました。

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