FC2ブログ

GW欧州遠征三日目 ハレのタトラカー

halle1201_1176_204-3.jpg
2019/05/02 HAVAG T4D-C 1201+1176+204@Rannischer Platz~Melanchthonstraße

美しきドイツの3連タトラカーを味わう



ブリュッセルから飛行機で移動し、ドイツ東部のハレという都市にやってきました。
東ドイツであるこの地域には、共産圏時代にタトラカーが大量に投入されました。ドイツ統一後は新車の投入が急速に進み、わずかに残った残党が最後の活躍をしています。

今回は訪問するハレはタトラカーが2編成残り定期運用を持っています。しかし残念ながら5月初旬に引退するとの報道がありました(後に撤回し2019年6月現在運用中、今後は未定です)。
ちょうど欧州遠征の日程と重なり、少々場所が離れていますがベルギーから転戦して参りました。


halle.jpg
2019/05/02 @ライプチヒ・ハレ空港
5/1の夜にライプチヒ・ハレ空港に降り立ち、そのまま空港隣接のホテルへ泊まりました。5/2の朝からスタートです。
DBの駅へ向かう途中、イリューシンIl-18が展示されていました。”東ドイツの”ルフトハンザの機体だそうです。旧共産圏の名残を感じつつ市内へ向かいます。

空港駅からDBの通勤電車で約20分、ハレ中央駅に到着しました。
ハレのトラムは総延長87km、メーターゲージです。都市としては中程度ですが、その割には綿密なトラム網が敷かれているかと思います。

halle681_682.jpg
2019/05/02 HAVAG MGT-K 681+682@Franckeplatz~Marktplatz
さっそく撮影を開始します。来る電車は超低床車ばかりです。

お目当てのタトラカーは運用が固定されていて、2019年5月現在平日のみ3系統で、2運用がタトラカーで運転されています。公式サイトの時刻表をみると、タトラカーの運用には高床車と記載されているので、容易に運用を把握することができます。

https://www.havag.com/fahrinfo/fahrplaene/linien-und-aushangfahrplan
↑3系統の時刻表を選択して出てくる時刻表の、Kとマークされているのが高床車=タトラカーです。

halle1201_1176_204-1.jpg
2019/05/02 HAVAG T4D-C 1201+1176+204@Franckeplatz~Marktplatz
待つこと数分、時刻表通り3系統で運用するタトラカーがやって来ました!!
今まで様々な都市でタトラカーをみてきましたが、3両編成の撮影は初めてです。凄い迫力ですね。

halle1201_1176_204-2.jpg
2019/05/02 HAVAG T4D-C 1201+1176+204@Moritzburgring~Marktplatz
終点が近いのですぐに折り返してきました。

今回撮影するハレのタトラカーについて説明します。
ハレに導入されたタトラカーはT4Dというタイプです。見た目はプラハなどで活躍するT3とそっくりですが、車体幅を少し狭くしてあります。ドイツは旧市街の狭い道を進む軌道が多く、建築限界の関係から車体幅の狭いT4が多く採用されました。
ドイツ向けとなるT4Dには専用のトレーラー車、B4Dも合わせて導入され、電動車+電動車+トレーラー車と組む事によって最大3両編成で運用できます。トレーラー車を牽引する為、モーターの出力を増強しています。

ハレ向けのT4Dは、1968年から1986年にかけて、トレーラー車と合わせて474両投入されました。長年ハレのトラムの主力車両として活躍していましたが、1993年以降超低床車の導入が進み、初期車を中心に置き換えられていきます。
後期車は赤とグレーの新塗装に変更されると共に、更新工事を実施されます。電機子チョッパ制御化、方向幕の大型化、プラグドア化、内装リニューアル、運転席の冷房化など、大掛かりな改造を施され、形式名をT4D-Cと改められました。2011年以降更新車も置き換えられ、現在運用しているのは2編成のみとなりました。

halle1198_1160_195-1.jpg
2019/05/02 HAVAG T4D-C 1198+1160+195
室内はこんな感じです。タトラカー標準のプラスチック製のイスから、クッション付きに変えられています。

halle1198_1160_195-2.jpg
2019/05/02 HAVAG T4D-C 1198+1160+195@Kurallee~Hegelstraße
坂道を登るタトラカーを撮影しました。1198+1160+195編成は全面広告車となっています。

halle609.jpg
2019/05/02 HAVAG MGT6D 609@Rannischer Platz~Melanchthonstraße
市内中心部へ移動しました。
三連接の超低床車は、90年代から導入されたMGT6Dというタイプです。

halle685_985-1.jpg
2019/05/02 HAVAG MGT-K 685+686@Rannischer Platz~Melanchthonstraße
二連接車を2本繋げた超低床車は、2004年から導入されているMGT-Kというタイプです。
単独では使用せず、常に二編成繋げて運用しています。

halle1201_1176_204-3.jpg
2019/05/02 HAVAG T4D-C 1201+1176+204@Rannischer Platz~Melanchthonstraße
タトラカーはどんな風景にも似合いますが、古い街並みと合わせて撮ると最高ですね。

halle204.jpg
2019/05/02 HAVAG T4D-C 1201+1176+204@Rannischer Platz~Melanchthonstraße
最後尾に繋がっているトレーラー車です。電動車と同じ断面をしていますが、運転台は無くのっぺらぼうです。

タトラT3、T4の専用トレーラー車はドイツとクロアチアにしか納入されませんでした。新型車への置き換えの進行が早い国なので、残存する個体が少なく貴重な存在となっています。
チェコやロシアに行っても見れるものでは無いので、ハレはとてもありがたい存在なのです。

halle1198_1160_195-3.jpg

2019/05/02 HAVAG T4D-C 1198+1160+195@Melanchthonstraße
良い光線状態の場所が無く、色々考えている内に来てしまったので面縦で撮影しました。

halle679_680.jpg
2019/05/02 HAVAG MGT-K 679+680@Vogelweide~Paul-Suhr-Straße
中心部を抜けて郊外の居住地域まで移動しました。軌道は舗装されず半分専用軌道のようになっています。

halle634.jpg
2019/05/02 HAVAG MGT6D 634@Vogelweide~Paul-Suhr-Straße
大胆な広告車ですね。

halle1201_1176_204-4.jpg
2019/05/02 HAVAG T4D-C 1201+1176+204@Vogelweide~Paul-Suhr-Straße
直前まで曇っていてヒヤヒヤさせられましたが、無事晴れで撮影出来ました。
3連タトラはストレートで編成写真をキチッと仕留めるととてもカッコいいですね。

halle1198_1160_195-4.jpg
2019/05/02 HAVAG T4D-C 1198+1160+195、MGT6D 650@Seebener Straße~Pfarrstraße
並び…といえばそうですが、これはあまり嬉しくない…

halle685_686-2.jpg
2019/05/02 HAVAG MGT-K 685+686@Marktplatz
最後は中心部の広場へ。常に人が絶えない賑やかな場所です。

halle1201_1176_204-5.jpg
2019/05/02 HAVAG T4D-C 1201+1176+204@Marktplatz
3両編成は存在感があって素晴らしいですね。はるばるやって来た甲斐がありました。

以上でGWの欧州遠征は終了しました。
相変わらず現地で3日間という弾丸日程でしたが、内容の濃い撮影ができました。

GW欧州遠征一日目その1 アントワープのPCCと旧型車
GW欧州遠征一日目その2 アントワープのPCCと旧型車
GW欧州遠征一日目その3 ロワイヤル広場での展示
GW欧州遠征二日目その1 ブリュッセルトラム開業150周年
GW欧州遠征二日目その2 ブリュッセルトラム開業150周年
GW欧州遠征三日目 ハレのタトラカー
スポンサーサイト



Pagination

Trackback

Trackback URL

http://641000.blog36.fc2.com/tb.php/718-44422948

Comment

Post Your Comment

コメント登録フォーム
公開設定

Utility

プロフィール

尻手人

Author:尻手人
千葉県に住む社会人
ロクヨンセンを追い求めてどこまでも

電車と飛行機の写真撮ってます。活動場所は相鉄線と厚木基地がメインです。海外鉄も始めました。

よろしくお願いします。

尻手人@twitter

月別アーカイブ

FC2カウンター